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  • 執筆者の写真Mizuki

アセンダントの活かし方TIPS・牡牛座編

更新日:2018年2月22日

長らくお待たせしました。アセンダントシリーズ、牡牛座編です。

前回の牡羊座編、たくさんの方に読んでいただけたようで嬉しい限りです。

「牡羊座はセクシーじゃない!」という誤解を少しでも解くことができたのであれば本望です。


さて、今回は牡牛座。

牡牛座アセンに対してはどんなイメージがありますか?

これについては、2通りの答えが想像できます。


占星術に馴染みのない人「牡牛…ゴツくて、荒々しくて、男っぽい感じ?」

占星術に親しんでいる人「キュートでガーリーでカーヴィボディで、穏やか?」


随分ギャップがありますが、はい、どちらも、正解です。


牡牛座アセンには、2通りの異なるイメージがあります。

骨ががっしりしていて眉が凛々しい、素朴で男らしいタイプと。

首が細長く、骨格は華奢なフェミニンガーリーなタイプと。


これは、牡牛座が「牛に化けたゼウス(絶倫男)」と「その背に乗る美少女エウロペ」という二重のイメージを持つからです。

牡牛座アセンの人はこの二つの要素を兼ね備えているので、どちらかが表に出て、どちらかを性質として隠し持っている可能性が高いのです。


例えば、

女性らしい体型や顔立ちであるけれど素朴で男っぽい気質であったり。

がっしりした体格で素朴な顔立ちであるけれど愛嬌があってしとやかな雰囲気があったり。


そういったギャップや二面性が、

「可愛いだけじゃない芯のある人」

というインパクトを与えたり、

「愛されキャラの性格美人」

といった雰囲気を醸し出す。


それが牡牛座アセンの最大の魅力なのです。


また、その二面性を考え合わせた上で、牡牛座らしい方向性というのがあります。

それは、「どちらにせよ、グッドガール」であるということ。


素朴な男っぽさ×愛嬌のある女っぽさ。

これらがかけあわされても、洗練や色気、バッドガールな要素というのは生まれてきません。


このグッドガールぶりというのは、太陽や金星が牡牛座のファッションアイコンを見るとわかりやすいかもしれないですね。


オードリー・ヘップバーン、ペネロペ・クルス、ジェシカ・アルバ…


悪役や裏切り者という役が似合わないですよね、この方たち。



この「good」で道徳的な感じは地エレメント仲間に共通しているのですが、乙女座がストイックなグッドウーマン、山羊座がノーブルなグッドパーソンであるのに対し、牡牛はグッドガール。ちょっと幼いイメージです。


この違いは、乙女や山羊が「我、goodを志向する」という意識があるのに対し、牡牛座は無意識。素。であること。「普通にしてるとなんでだか『いい子だね~』とか『育ち良さそう』とか言われるんだよね。変なの」というタイプです。


乙女や山羊は「いい人、いいものでありたい、あらねば」という意識がありますが、牡牛は特に意識していないのです。自分がグッドであるかどうかは気にしていない。ただ普通にしてたらそう見えるだけ。

これは素晴らしい素質であり、私もとても好きな牡牛の特徴です。


ですが、この純粋さゆえにちょっと困ったところもあります…

それは、抑制がきかず大胆なことをしてしまうこと。

自己統制のきいた乙女や山羊とは異なり、金星の官能性を持つ牡牛。

自分の思惑や欲望を強く感じると、モラルや見かけを気にせずつっぱしっていまいます。


可愛いな~美しいな~と思ったから牛に化けて女の子をさらってしまう。

素敵な白い牛だわ~背中に乗ったら楽しいだろうな~と思ったから迂闊に背に乗っちゃう。

とかね。

何でそんなことを? と困惑させるようなことをする可能性を孕んでいるのです。


また、牡牛の純粋さは残酷に人を傷つけることもあります。

無意識で純粋な人ほど躊躇なく人を裏切ります。本人は裏切ったという意識もなく。

傷つけられた人は「いい子」である牡牛にそんなことされてショックなのですが「いい子」であるがゆえに憎めない。憎悪が不完全燃焼になって苦しい…という事態に陥ってしまいます(そんな例をよく周りで見てきました)。

牡牛の人はこの純粋さの角でむやみに人を傷つけないよう、気をつけてくださいね!


と、ちょっと脱線しましたが、ここでTIPS。


アセン牡牛座の方々の見た目ってどんなかんじでしょうか。

それをどのように活かしていくことができるでしょうか。


牡牛座のガーリーを代表しているアセン牡牛座ガールは

マリアンヌ・フェイスフルだと思います。





素朴なファニーフェイスに愛嬌のある笑顔。

ぱっつん前髪やレースの似合う少女らしさ。


大人になりきらないこの純粋さやオットリ感。


彼女はもともと由緒正しきお嬢様。

修道院育ちということもあり、スレてない笑顔に癒やされます。





優しげな眼差し、ふわっとした雰囲気には、

レースやミニスカート、スマートなワンピースやボリュームのあるアウターなど

この頃の(1960年代の)ファッションがとっても似合っています。





また金星が蠍なので色っぽいものも着こなしています。


「あの胸にもういちど」という映画では

セクシーキュートなバイク乗りガールを演じていて

素肌に黒のレザースーツを着こなしています。




この映画のマリアンヌはヒステリックグラマーにも取り入れられてるらしく、峰不二子のスタイルのモデルになったのではとも言われています。


ふわふわの髪をたなびかせてバイクにまたがるマリアンヌはまさに

「少女性(牡牛)+かっこいいセクシーさ(蠍)」の象徴。


本来、牡牛と蠍は真逆のサインなのでなかなか相容れず、

ガーリーとセクシーはちょっとミスマッチ感があるのですが、

このころのマリアンヌにはそれを魅力に変える力があります。


どうしたらそんなことができるんだろう。

その秘訣はどこに? 

と牛と蠍に天体の多い私も考えたのですが…


ミスマッチが「なんか変…」になるか

「その合わせ方が新鮮でたまらない♡」になるか

その決め手は、

どちらが土台であるかをしっかり定めておくことなのではないでしょうか。



この場合、土台とはアセンである牡牛です。

牡牛のグッドガールでありキュートな雰囲気をしっかり押さえつつ

その上からセクシーをまとうこと。

けして混じり合わせず、また蠍を土台にすることもしない。

なぜなら蠍はファッションとして取り入れることはできても、それを土台にしてしまうと、もともとのアセンを無理に消し去ることになり、不自然になるからです。


つまり、アセンを活かしていることはとても重要で、

それを押さえていれば他のテイストと合わせてもそのミスマッチを魅力に変えられる

ということ。


…この、「まさしく土台はアセン牡牛」感、おわかりいただけますでしょうか。





また、続いて骨太でがっしりしたタイプについて。

こちらの牡牛座アセン代表は、ケイト・ブランシェット様。



言わずと知れた実力派女優ですが、彼女って男顔の美人なんですよね。

骨格がしっかりしていて鼻柱が強い。


このタイプはグッドガール感を保ちつつ、

牡牛の素朴さ(装飾のミニマムさ)や落ち着き

体現しています。


体格の良さや素朴さは、それをどう使うかによって印象の変わる素材です。

男っぽいガサツさで使ってしまうといかにも「牛」。

ゼウスの化けた白い優美な牛ではなく、シカゴ・ブルズ的な血気盛んな獣、のようなイメージになってしまいます。


そんな扱いの難しい素材を、内面の女性性と上品さでうまく「エレガンス」にまで高めているケイト・ブランシェットのセンスは、見習うべきものがあります。





このタイプの手順としては、まず素朴さや骨太な存在感を土台とする。

そしてグッドガール的正統派な雰囲気に似合うものを選んでいく。





ここでのポイントは、「重量感のあるアイテムを選ぶこと」。


牡牛の持つ雰囲気の特徴として、良家風というものがあります。

純粋で余裕と落ち着きがあるので、良いところのお嬢様を連想させるからです。

そんなどっしりした牡牛の雰囲気には安くてペラペラの生地は似合いません。

ガッシリ感のあるタイプのアセン牡牛にとっては尚更です。


できれば本皮だったり、ハイブランドのもので落ち着いたデザインのもの、

ノーブランドでも形がシンプルで良い素材のもの。

そういったクラシカルでしっかりした生地のファッション、というのが

ひとつのポイントです。



他にケイト・ブランシェット系のアセン牡牛座タイプは、

シガニー・ウィーバーやマライヤ・キャリーがいます。


このがっしりタイプは基本華奢な日本人には少ないと思われるのですが、

牡牛は年齢とともに太る傾向が強く、

また「ずっと可愛い少女ではいられない」という現実にぶつかりがちです。


ケイト型の「ちょっと大きめな」牡牛らしいファッションも視野に入れておくといいと個人的に思います。こちらのファッションは年齢を問わず、また流行り廃りもありません。


もともと肌触りや生地の重みに敏感で、高級なものに対する目があるタイプが多い牡牛なので、ハイブランドなものも自分に似合うものを見つけて取り入れていけると思います。

自分の好みのブランドを見つけておくとよいでしょう。


また、ラナ・デル・レイはマリアンヌ型とケイト型の中間に位置しますね。

重量感のある上品さが強いながらも、ガーリーも土台にしているようです。


がっちりめでありながらガーリーなファッション。

ピンクがお似合いです。

若い頃から重たげな雰囲気を醸し出しています。


牡牛座はピンク、白、ベージュ、ブラウン、ネイビーが似合います。

オフィスカジュアルも得意で好感度の高いものが似合いますが、どうしても単調になりがちなので、そこはあなたの金星や太陽でアレンジを加えてみてくださいね。

土台がどちらなのかは、忘れずに。



さて、最後に、今回の牡牛のTIPSをまとめます。


素朴さやグッドガール的な純粋さを最大限活かしたファッションを。

大抵のフェミニンカジュアルはあなたのものです。

もう少し可愛らしさやセクシーさを足したかったら1960年代ファッションがおすすめ。

最近可愛いものが着れなくなってしまった、というときは、スタンダードで高級感のあるものに包まれましょう。



それでは、今日はここまで。

Bonne nuit!

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